株式会社ステリック再生医科学研究所

「体性幹細胞研究」のステリック、メタボリックシンドロームに対する
新規治療法を発見、マウス実験成功 ~新規薬剤開発へ~

株式会社ステリック再生医科学研究所

 株式会社ステリック再生医科学研究所(代表取締役社長:工藤吉尚、所在地:東京都港区、資本金:3億8125万円、以下ステリック)は内臓脂肪型肥満によって様々な病気が引き起こされやすくなった状態、即ちメタボリックシンドロームに対する新規治療法を発見、マウス実験に成功しました。

 当社は数十匹のマウスを使用し、グルコース負荷試験とインスリン負荷試験を行いました。その結果「STCA01」と呼ばれる物質がグルコース負荷試験での血糖値の上昇を有意に抑制する事を発見しました。同時に、インスリン負荷試験において血糖値が低下しない、即ちインスリン抵抗性(※1)を示す個体においても、STCA01は有意に血糖値を低下させるという優れた臨床効果を示すことを確認しました。

 この研究成果により、現在のところ根治治療が出来ないメタボリックシンドロームに伴なう、糖尿病全体の9割を占める2型糖尿病に対しての新規治療法・新規薬剤の開発として画期的な成果が期待出来ます。

 昨今新しい疾患概念として注目されているメタボリックシンドロームとは、肥満が原因となる内臓脂肪肥満によって引き起こされる肥満症、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病が重なった状態をいい、この状態が続くと動脈硬化が進行しやすくなり心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性が増加します。
 また、米国では約4人に1人が当該疾患に該当すると報告されており、今後日本でも食生活や生活習慣の欧米化に伴い、メタボリックシンドロームへの罹患が増加するものと予想されています。

 メタボリックシンドロームを引き起こす原因は、過栄養、運動不足、ストレス過剰、高脂肪食過剰摂取等の生活習慣に基づく肥満と考えられています。この肥満により血糖や血圧、血中のコレステロールの量を調節するインスリンというホルモンが生体内で活動しづらいインスリン抵抗性と呼ばれる状態を作り出し、2型糖尿病や高血圧、動脈硬化等を引き起こします。このインスリン抵抗性を改善する対症療法として、現在ではチアゾリジン誘導体(※2)、ビグアナイド剤(※3)と呼ばれるインスリン抵抗性改善剤があります。しかし、血糖値のコントロールが不良でインスリン注射に頼らざるを得ない症例も数多く見受けられ、根治を目標とする治療法が望まれています。

  この度、当社幹細胞動態研究チームでは「STCA01」と命名した、既存のインスリン抵抗性改善剤とは作用のメカニズムが全く異なる画期的な改善作用を有する物質を発見しました。この「STCA01」はインスリンの標的臓器である肝臓に作用して、インスリンの取り込みを促進し、インスリンの抵抗性を改善します。この新規薬剤による肝臓でのインスリン取り込み促進作用は従来の活性化作用とは全く異なっており、当社独自の病態誘導理論に基づいた研究であります。

 今後当社研究チームは血糖値コントロールに作用する「STCA01」については、メタボリックシンドロームに伴なう2型糖尿病を主要の標的疾患として更なる研究開発を進め、またメタボリックシンドロームに伴う他の病態についても順次研究を拡大させる予定です。同時に当社ではインスリン抵抗性病態のメカニズムを新たな視点から研究して参ります。そしてこの新たなメカニズムに基づく新規薬剤を開発し、メタボリックシンドロームに伴う他の病態で苦しんでおられる患者様に、心筋梗塞や脳卒中等の致死性疾患に罹患する危険を無くす事を目指して参ります。

〔用語解説〕
(※1)インスリン抵抗性
 インスリンとは、すい臓で分泌されるホルモンの一種です。肥満になると様々な要因により、インスリンが生体内で作用しづらい状態になり、この状態をインスリン抵抗性と呼びます。インスリン非依存型糖尿病(NIDDM・2型糖尿病)、高脂血症ならびに高血圧、ひいてはそれら症候の総称であるメタボリックシンドロームの発症あるいは悪化等を引き起こします。

(※2)チアゾリジン誘導体
 経口のインスリン抵抗性改善剤で核受容体であり、PPARγに高い親和性をもつ。インスリン分泌の促進作用はなく、正常血糖も下降しないが、インスリンの感受性を増強する作用を持つ。

(※3)ビグアナイド剤
 経口のインスリン抵抗性改善剤で、肝臓における糖新生や末梢組織での糖利用の促進作用がある。インスリン分泌の促進作用はない。副作用頻度は低く、安全な薬剤として頻用されている。

この件に関するお問合せ先
株式会社 ステリック再生医科学研究所
研究統括部
E-Mail: info@stelic.co.jp
住所: 東京都港区東麻布一丁目9番15号
TEL: 03-3560-2621 FAX: 03-3560-2620
URL: http://www.stelic.com

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