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当社の糖鎖および線維化疾患に関するこれまでのノウハウ・技術を用いて、当社独自に開発したSTAM®モデルマウスを用いた受託試験サービスを中心とした幅広い受託事業を展開中です。
STAM®モデルマウス
新しい疾患であるNASHに対する治療薬の開発が進まなかった要因として、適切な動物モデルによる評価系が存在しなかった点、すなわち開発ステージにおけるクリティカル・パスが未解決であったことが挙げられます。現在NASHの動物モデルは、レプチン遺伝子変異モデルとメチオニン-コリン欠乏食餌モデルの大きく2つのカテゴリーに分類されます。しかし、いずれのモデルもヒトNASHの表現型と病態メカニズムの両方を正確に反映しているとする報告はほとんどありません。またNASHは臨床病理学的な疾患であるため、組織学的な所見が類似していることはNASH動物モデルにおいて最も重要です。
当社の開発したSTAM®モデルマウスにより、種々のNASH治療候補品はもちろん、新規の糖尿病治療薬候補品や抗癌剤候補品の薬効評価が可能となります。開発ステージのクリティカル・パスを解決し、治療薬承認に必須の動物モデルとして、化合物の薬効試験や作用機序を明らかにするための前臨床試験をサポートする受託試験を行っております。
NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)
近年生活習慣の欧米化や運動不足などにより、肥満や糖尿病などのメタボリックシンドローム患者数は世界的に増加しています。中でも“メタボリックシンドロームの肝臓での表現型”であるNASHは、新しい疾患概念として非常に注目されています。NASHは病態の進行しない単純な脂肪肝とは異なり、炎症から線維化、肝硬変へと進行し、さらには肝癌を発症する可能性があります。NASH患者は、現在米国で800万人、日本で100万人と言われています。また、そのNASH患者のうち、3分の1は肝硬変に進行するとされていますが、その機序は不明であり、また決定的な治療法・治療薬はまだ確立されていません。