![]()
当社は線維化の第2のポイントである“不完全修復:リモデリング”に着目しました。線維化は線維化促進の因子であるMMP-TIMPバランス、EMT-METバランス、ECMバランスといった多因子性のカスケードを含むため、単一の調節因子の制御により線維化を止めることは困難です。さらにコラーゲン除去は正常な組織構築を破壊する影響があり、またTGF−βの抑制は調節性T細胞を阻害するため、重篤な炎症を引き起こす恐れがあります。一方、G familyはこれらの多因子性カスケードの“調整役”として機能します。
G familyは炎症性刺激に反応して、肥満細胞、マクロファージ、線維芽細胞のような炎症性細胞の発現が増強されます。G family由来の糖タンパク質は線維芽細胞の足場を作り、活性化及び集積を促します。これによりTGF-βのような線維化促進因子の発現増強、MMPを上回るTIMPの活性化、EMTの促進、EMC蓄積の増大、組織整合性の破壊といった多因子性のカスケードを引き起こします。特定のG familyを単独で抑制し線維化が生じる微小環境を制御することにより、多因子性カスケードの大部分の正常化につながります。
